『星たちは夜に輝く目』

あなたが気にかけている人は、きっとあなたのことを見守っている

失望に溢れている毎日は、希望に満ちている毎日でもある。
誰かに会いたい毎日は、誰かに感謝したい毎日でもある。
彼らと共に歩んできた毎日にありがとうを伝えることで、自分も力を得て、彼らのいない未来の毎日を胸を張って過ごせるようになる。

出席するクラスメートが少なくなり、今までワイワイしていた教室がだんだん寂しくなってきた。クラスメートとはしゃいだ日々、喜びと怒りの数々を振り返った。一番イライラしたことさえも、もう一度体験したい。今なら、絶対に、絶対に怒らないから。
でも、それはもう叶わない夢だ。

思いを馳せながら、ゆらゆらとたゆたって、雲の上まで登ったように、離れ離れになったクラスメートと再会した。空にある星のように、見上げれば見えると分かっている。消えたわけじゃない。ただ、違う形でお互いを見守っている。

目を覚ましたら、記憶たちが蘇った。いい記憶も、わるい記憶も、頭の上で瞬いて、自分を見ている。

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