
『失楽園』Ⅴ-奇跡迷路了
『奇跡迷路了』の主な登場キャラクターは、お利口メガネ、恋する雲、秋の子、真っ黒人形と、たくさんの友だち。
出版社 Locus Publishing Company
初版 2005-11
ISBN 986729159X
翻訳言語 中国語繁体字、中国語簡体字、タイ語


絵本紹介
Overview

失楽園は、一つの場所、一つの心境、一つの色彩。

ジミーは、全5冊の『失楽園』をとおして数十に及ぶ子どものキャラクターを生み出し、独自の方法で傷ついた心を描写している。照れ屋、寂しがり屋、おませさんもいれば、子どもの頃の思い出をなくしたキャラクターもいる。彼らの素直な言葉は、私たちが経験したことのある困惑、そして、誰かに理解してもらうことのできないもどかしさを表す。静かに耳を傾ければ、失われた楽園の中で温かい光を感じ、ほほえむような形の虹を見ることができる。
「涙を1粒分けてくれない?天使ナナの呪いを解いてあげるんだ」お利口メガネは尋ねた。
「いいよ。そのかわり、私を愛してくれる人を探してくれない?」恋する雲は言った。
「でも、私はこの世界が見えないから、見つけられるのは盲目の愛だよ」
「かまわない。愛は盲目だもの」
「でも、みんな、目を大きく開いて愛を探す。盲目の愛をほしがる人はいない」
「見るだけでは、本当の愛は見つけられないのかもしれない……」
日々瞬時に消えゆく美を捕まえるのにいそしむ秋の子、新しい主人をほしがる真っ黒人形、愛の答えを探し求める恋する雲、失った子どもの頃の思い出を取り戻したい包帯馬…。本当に心が求めているものは、完璧な自分なのかもしれない……

他言語版の表紙

試し読み
Preview the book



おすすめの絵本
You may also like






