淡海ライトレール緑山線・ジミーのパブリックアート
ある日、ジミーは淡海ライトレール緑山線に乗車し、淡海地区の夕焼け、観音山を眺め、アートガラスと、プラットホームに設置してある銅製の猫のベンチを見かけた時、「この場所についての作品を創作できるなんて、なんて嬉しいことだろう」と思わず語った。
- 2018
- 新北市 淡水
作品紹介
Introduction
無限の美しいイメージを、淡海ニュータウンに
ジミーは2015年に新北市捷運工程局の依頼を受け、4年がかりで淡海ライトレールのため創作した絵本『瞳を閉じて』とそのパブリックアートを完成させた。高い帽子と青いスカートを身に着けた、おさげで丸顔の女の子と動物たちが各駅を旅して、たくさんの人たちと出会えることを心待ちにしている。女の子と一緒に淡水巡りをしてみよう!
淡海ライトレール緑山線の建設当初から、ジミーはパブリックアートの設計と沿線の調査を開始した。最後に「瞳を閉じて」をテーマとする大型の銅製オブジェを制作し、プラットホームのベンチを組み合わせて人々に親近感を与えたとともに、公共的・芸術的価値を生み出した。11駅すべてにジミーのファンタジーに満ちた作品を設置し、カラフルな絵で人々を癒す。崁頂駅に花に包まれた女の子を描いた幅5.18m、縦2mのガラスアートを設置して締めくくり、乗客に旅を楽しんでほしいと願った。
オープンタイプの駅 ゼロ距離で楽しむアート
ほとんどのMRTの駅にあるパブリックアートは、駅単独によるものであり、全体的なデザイン性に欠けている。ジミーは淡海ライトレール緑山線の11駅における統一されたデザインを企画。各駅に異なる作品を設置し、主役の女の子も各駅に登場させた。これにより、人々にいつでも作品に親しんでもらうことができるようになった。
台北MRT淡水線(赤線)紅樹林駅から淡海ライトレールの始発駅に到着。路線:
ライトレールのアートは、送迎バスの中山浜海路口停留所、浜海義山停留所まで続く
女の子とその友だちは、バス停で乗客と一緒にバスが来るのを待つ。この2か所のオブジェは色彩豊富で、足元の銅のタイルには帽子の模様が描かれている。バス停の上部にある日よけは透かし彫りを施した葉の形となっており、日中の自然の光と夜間の照明で、影によるさまざま視覚効果が生み出される。
-
作品名:
瞳を閉じて
-
年:
2018
-
作者:
ジミー
-
材質:
真ちゅう、アルミニウム合金鋳物、デジタル印刷を施した強化ガラス