宜蘭空飛ぶ星空列車

2023年の空飛ぶ星空列車の中には、ジミーの世界の小さな動物たちがよりたくさん登場。歌を歌いあげる動物もいれば、得意げに楽器を演奏する動物もいる。また、列車後部のクマの車掌は、帽子を掲げて広場のウサギに挨拶する。

  • 2023
  • 宜蘭丟丟噹森林広場

作品紹介

Introduction

街全体が眠りの世界に入ったとき、『星空』の男の子と女の子が空飛ぶ列車に乗りこむ…

子どもの頃の記憶の中で輝く星空を疾走する、あの列車を見たことがある?

空飛ぶ列車は、道に迷った人を「丟丟噹森林広場」へと運んでいくと言われている。魔法使いの男の子は、街にファンタジーの光をそっと放つ。列車を降りると突然、ジミーの絵本のおなじみのキャラクターと出くわして、誰もがみんな、ジミーの物語に足を踏み入れたことに気づく。『森の中の秘密』のもこもこうさぎはラッパを吹いて列車を歓迎し、『ほほえむ魚』の中年の男は、魚が入った容器を抱きしめがら「本当の家に帰してあげるよ」とささやく。さらに、『地下鉄』の盲目の女性は広場の待機エリアで、列車に乗り間違えたり、降りる駅を間違えたりした旅人たちに寄り添い続ける。 誰かが寄り添っていてくれるから、出口のわからない迷路にいても怖くない。

宜蘭駅、丟丟噹森林広場、鉄路局の旧宿舎区などの場所では、『星空』『君のいる場所』『地下鉄』など、10年にわたるジミーの絵本のキャラクターや要素がパブリックスペースに融合しており、既存のスペースの利用率を高めるだけでなく、訪問者が足を止めて滞在する時間が増え、たくさんの人から愛されている。なかでも、丟丟噹森林広場にある、シマサルスベリの鉄の木をイメージしたパーゴラの下にある「ジミーの空飛ぶ星空列車」は、2014年以来、10年近くにわたって展示されている。この間、簡単な修理やメンテナンスが行われてきたものの、台風による被害を予防するためのたび重なる撤去や吊り下げのほか、鳥が生息していることが影響し、外観が次第に悪化していることを考慮して、県政府は2022年、修理・移転・交換作業を実施することを決定した。新しい空飛ぶ星空列車では、主な素材や構造上の安全性が向上しているほか、列車内によりたくさんの動物の乗客が登場。指揮をとる動物もいれば、楽器を演奏する動物や歌を歌いあげる動物もいる。また、列車後部のクマの車掌は、帽子を掲げて広場のウサギに挨拶する。この空飛ぶ星空列車では、空中から地上までつながった、より立体的な動きのあるラインを楽しむことができる。列車の下には夜間灯も備えつけられており、鉄の木の間を流れるようなラインは、静寂な森で、喧騒から離れた場所へと私たちをいざなうとともに、夢を抱き、勇気を持って自分だけの輝く星空を探しだすことを駆り立てるようである。

ねぇ、知ってる?濃い霧が晴れると、最高にきれいな星空を見られるんだよ

『星空』
2009 . May

『星空』

それから、あなたは現れた。そして、また去っていった。青春を待ちわびながら、互いに行き違ってしまった。

『地下鉄』
2001 . Jan

『地下鉄』

知られざる世界を生きる私たちは、「なんと幸福なことか」。確かではない生活環境にこそ、驚きが満ちている。

『ほほえむ魚』
1998 . Jan

『ほほえむ魚』

ゆっくりと物語の中に入り込み、魚とともに笑い、主人公と踊り、彼らと一緒に海に帰れば、誰もがみんな、ほほえむ魚に変わる。

『森の中の秘密』
1998 . Jan

『森の中の秘密』

水曜日の午後、カーテンが風にあおられ、夢が訪れた。はにかみ屋の女の子がもこもこうさぎと夢の中で戯れる…

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