『ハグ』

従来の短編とは異なる方法により、物語を散文として、悲しさと楽しさ、遺失と愛着を照らし合わせている。

出版社 Locus Publishing Company

初版 2012-05

ISBN 9789862133392

翻訳言語 中国語繁体字、中国語簡体字、スペイン語、韓国語、イタリア語

絵本紹介

Overview

赤毛のライオンが草原で昼寝をしていると、突然…

空から箱が頭の上に落ちてくる。怒って箱をかみちぎると、中から1冊の本が出てくる。絵本では、いろいろな動物と子どもがやさしく抱き合っている。それを見た瞬間、赤毛のライオンは嫌悪を感じ、気持ちが悪くなり、耐えられなくなってしまう。それから思わず本を投げ捨てたが、しばらくしてこっそり本を持ち帰る。

やがて、絵本の中の動物と子どもがかわいく思えてくる。そして、本の中の幸せにとまどいを感じ始める。
自分も抱き合いたいと思ったが、相手になる動物がいない。彼はどこに行っても嫌がられるライオンだから。突然、彼の体に抱きしめられた感覚がよみがえる。子ライオンだった頃、男の子にやさしく抱きしめられて、言葉では表しきれないほどの温もりを感じたことがある。あの別れの日が思い出される。男の子は勢いよく走りながら、赤毛のライオンをのせたトラックに向かって大きく手を振る。
この世界の片隅で、男の子が自分のことを思ってくれていると信じている。そして、赤毛のライオンはかつての温かい「ハグ」を探しに行くことを決心する…

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