『頭碰頭説説話』

おでこをくっつけることは心温まるしぐさだ。これはジミーが自宅でネコと遊ぶときによくするしぐさ。だから、おでこをくっつけることについて描きたいと思っていた。

「おでこをくっつける」ことは、ジミーのここ数年における重要な創作テーマである。彫刻、油絵から、コラム作品にいたるまで、子どもと動物、植物がおでこをくっつける表現がよく見られ、実にほほえましい。待望のこれらの作品が、ついに『頭碰頭説説話』でご覧いただける。

現実というのはどうしようもなく残酷なものである。年の初めから世界的な新型コロナウイルスの感染拡大のため、人と距離をとることが必要とされ、しばらくはおでこをくっつけることも難しい。また、このような時期だからこそ、こうした心温まるしぐさが愛おしく思える。親しく会話をすることができない時、ジミーは人々の願いを描き出し、おでこをくっつけるかわいい絵1枚1枚で、人々の交流や対話への期待を表現した。人と人が通じ合い、誤解や距離がない。それは、まさに楽園と言える。

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